
頭痛
頭痛とは
頭痛とは病名ではなく頭がズキズキ痛くなる症状の総称です。頭痛で悩ませれている人は日本で約1000万人もいます。
20歳~40歳の女性に多く、およそ20%もの人が頭痛で悩ませれています。 小児の頃から頭痛に悩まされている方も沢山います。
どのような人がなりやすいのか?
首の骨のずれが大きな原因ですので過去に事故に遭われた方やスポーツ等で人と同士がぶつかるような方、武道で当身や投げ技等で首に衝撃がある方に多いです。
このことから普段から首への負担がかかりやすいスポーツ選手や武道家は頭痛に悩まされている方は多いのです。
頭痛になりやすい身体(骨格)
実際に片頭痛になりやすい人は神経が圧迫されやすい骨格であること、そしてその人の神経の太さも大きな要因になっています。
その人の神経が細ければ細いほど骨格がズレて少し神経圧迫されただけでも非常に大きな影響がでます。
同じような事故をしても後遺症が残る人と残らない人との違いは神経の太さによるものです。
骨格のズレと神経圧迫が原因ですので親が片頭痛しやすければその人も偏頭痛になりやすい骨格と神経の太さといえるでしょう。
子どもの頭痛
子供のから頭痛に悩まされている方は子供の時に少し高いところから落ちていたことにより首への負荷がかかっている可能性が非常に高いです。
子供の頃は骨は形成途中ということや筋肉が発達していないので頭への軽い衝撃でも首がずれ、すれたまま骨が形成されていってしまいます。
内臓不調からくる頭痛
肝臓不調や腎臓の不調で血流が悪くなったりすると頭痛になる人もいますので普段からお酒を飲んでる方、栄養素の高い食品や添加物の多い食品、あるいは薬を常用している方は首に異常がなくても頭痛になってしまう可能性が高いです。
頭痛の原因
顔面の周囲(目や鼻含む)にある三叉神経といった神経が頭蓋(顔と頭)のズレによって圧迫される事が大きな原因の一つです。
西洋医学では頭痛が起きる原因は血管だけにあると思われていましたが最近では血管だけが原因ではなく神経の圧迫、筋肉の緊張などを含めて相互的に起こっているものだという考えが広まりました。
片頭痛は頭が痛くなるので脳に悪影響があると考える人もいるかもしれませんがそんなことはありあせん。
あくまでも血管、神経、筋肉の三つ異常が混ざり合って起こるだけです。 一般的な頭痛と、くも膜下出血等の症状で発生する頭痛は完全に別物と考えましょう。
また頭痛が長年続いてしまうとうつ病、喘息、不安障害、高血圧等の病気を誘発する可能性があります。
頭痛の分類
頭痛は一次性と二次性の二種類に分類することができます。
一次性
片頭痛、緊張型の頭痛、群発頭痛(三叉自律神経系)の三タイプに分かれます。
二次性
膜下出血や脳梗塞等の病名がある症状に付随する頭痛のことをいいます。 頭痛はX線で検査しても分からないので どのような症状があるのか、どれぐらいの時間続くのか
といった事を問診によってタイプの分けをします。
次の項から三タイプの説明をします。
片頭痛
- ・「ドクドク」「ガンガン」「ズキンズキン」といった脈打つような痛み
- ・ 日常生活に支障をきたす痛み
- ・ 明るい所だと頭痛が酷くなる
- ・ 強烈な匂いで頭痛が増す
- ・ うるさい音で頭がガンガンする
- ・ 吐き気や嘔吐を伴う
片頭痛は漢字から勘違いされやすいですが、頭の片側だけで発生する頭痛ではありません。
両側に発生しても症状によっては片頭痛とされます。
「片頭痛」は「偏頭痛」と書かれることもありますが同じものを指します。
頭痛の頻度
片頭痛は大人の場合は数時間から数日程度続くことが多く子供の片頭痛は数時間で治まることが多いです。
子供の片頭痛は大人よりも症状が軽い場合が多く、大人の片頭痛にはない吐き気やお腹の不調をきたすことがおおいです。
見逃しやすい場合が多いので大人がしっかりと症状を聞いてあげましょう。
発生頻度としては数ヶ月に一度程度の人もいますが、人によっては数日に一回発生をしてしまう人もいます。
どのような時に発生するのか
片頭痛の数十パーセントは頭痛が生じる前に「首や頭痛の痛み、全身の疲労感、めまい、耳鳴り、聴力低下、光や音に敏感になる」といった症状が表れるのが特徴です。
ストレス、睡眠の良し悪し、悪臭、ワイン等のアルコールやカフェインやナッツ類の摂取、頭を緊張させる行動をとると神経や血管が圧迫されて痛みが出ます。
ここに挙げた頭を緊張させる数々の原因がありますが、どれか一つだけが原因になっているとは少なく色々な要素が総合して片頭痛を引き起こします。
何度か片頭痛になってしまうと脳が神経パターンを作ってしまうので片頭痛になりやすい体質体質になってしまいます。
なのでアルコールやストレス等明らかに原因が分かっている場合は早いうちにアルコールの摂取やストレス等の原因を取り除かないと習慣化してしまい大変です。
緊張性頭痛
- ・円形状に締め付けられるような痛み
- ・日常生活には支障をきたさない
- ・片頭痛にある「明るい所」「強烈な匂い」「すうるさい音」では悪化しない
- ・不安になりやすい人や緊張しやすい人がなりやすい
- ・デスクワークや勉強等頭を使う人に多い 頭部の緊張や頚部の緊張、肩こりや背中の緊張により神経や血管を圧迫したこ事によって頭痛が発生をします。
どのような時に発生するのか?
頭の緊張、首のこり、肩こり、目の疲れ等の症状が続いている場合に発生しやすい。
肉体的な要因と精神的な要因があります。
肉体的な要因は普段の生活姿勢や職業的な問題、学生は勉強したり長時間頭を使うことによって頭部や頚部の緊張、肩こりを引き起こします。
精神的な影響は日常生活のストレス、睡眠の質の低下などにより頭痛を引き起こします。
特にストレスを多く受ける人はストレスに対抗する為の防御反応として身体はどんどん緊張していくので注意が必要です。
緊張が原因で発生しているので自然と治ることは少なく、毎日のように続く事もあります。
群発性頭痛
- ・頭痛の発生する時期や時間が決まっている。
- ・頭痛は数時間程度で治まる。
- ・とてつもなく激しい頭痛 頭痛の同側の鼻や目、顔面に影響が出ます。
鼻づまり、目の充血、顔面の発汗などの自律神経症状がでるのが特徴です。
神経の異常で発生するのが群発頭痛です。
自分でできることは?
枕を自分に適切なものにします。
片頭痛は頭蓋骨のズレ、緊張型の頭痛は頭部、首、肩の緊張が原因ですので枕を自分に適切なものにするととても効果的です。
自分に適切な高さの枕で寝ることにより頭蓋骨のズレを防ぎ、首がリラックス出来る姿勢で寝ることができるので頭部、首、肩の緊張も徐々にほぐれていきます。
自分に合う枕の高さ
自分に適切な枕の高さは薄めのクッションやブランケット、タオル等を徐々に重ねてき首が一番らくだと思う高さを探しましょう。
基本的に首の後ろの筋肉を触った時に一番ゆるむ高さがあなたに適切な高さの枕です。
一般的に売られている枕は結構な高さがあり、また高い枕を多くの人が使用しています。
そして、その高い枕でないと寝られないといった人を多々みます。
しかし、私が首の調整をしていく中で高い枕が合う人は10人に1人いるかいないかといった非常に少ない人数です。
私が実際調整してみると「枕をしないぐらい低い枕方が楽」と言うような人が殆どです。
この枕の高さは仰向け(上向き)で寝た時ですのでご注意ください。
横向きの場合は壁に垂直に立ち頭との壁との間隔を測り、その高さの枕の高さを使用するといいでしょう。
こちらの方が自分に合った枕を見つけるのが楽なので横向きで寝ている方はご参考にしてください。
仰向けは個人個人の感覚で違ってくるので枕選びも難しいですが、横向きは見つけやすいのでどうしても自分に適切な高さの枕が分からない人は横向き用の枕を買い、横向きで寝ることをお勧めします。
枕の素材選び
適切な素材は首の後ろ筋肉の硬さを参考にして同じような硬さにしてください。
首の後ろを優しく押してみて同じ位の素材が最適です。
素材によって枕の管理方法が違いますのでご注意ください。
私が使用しているのは羽枕です。
オーダーメイド枕を買わなくても家具屋や寝具店で売っている枕で十分ですので、頭痛に悩まされている方はすぐにでも枕を変えてみることをオススメします。
寝方
基本的には仰向けで寝るのが一番いいです。
枕を適切なものに変更してもしばらくは違和感があって使いにくいと思うと思います。
しかし、この違和感は「足を組んでいないと落ち着かない」「首をバキバキ鳴らしていないと落ち着かない」といった悪い習慣が癖になっている事と同じです。
この悪い習慣が抜けるまで違和感が続きますが、なくなるまで根気強く適切な枕を使用してください。
仰向けで寝たくても仰向け(上向き)で寝ずらいといった人がいますがこれは骨盤(腰)のねじれによっておきています。
ねじれ方によって右向きで寝た方が楽、左向きで寝たほうが楽、後は腰椎(背骨の)湾曲でうつ伏せの方が楽といったことが決まっているのです。
病院ではどうするのか?
薬物治療がメインです。
それだけでなくストレスの管理、食事の管理、睡眠の管理といった生活習慣の改善指導が行われます。
病院で診断を受けて治療するといった際は基本的に薬での治療しかありません。
薬には治療薬と予防薬の二種類あります。
予防薬は最低3ヶ月使い続けて効果があるかを見極めます。
小児への薬は大人よりも制限されているので市販の薬を使用される場合や注意してください。
また家族の薬をそのままお子さんに使用するといった事は避け医師に相談をしましょう。
頭痛日記をつける
医師への診断を受ける際に「どのような頭痛か、頻度はどれぐらいか、頭痛以外の症状は発生するのか、発生した時間帯はどれぐらいか」といった事を記録しておくと問診時にいいでしょう。
医者では頭痛日記をつけることを推奨されます。
しかし、この頭痛記録をつけたからといって改善されるわけではありません。
あくまで頭痛の頻度を知り原因の特定や生活習慣の改善のお手助けする役割があります。
気にしすぎる知り合いでは頭う日記をつけることによってノイローゼ気味になってしあった方もいました。 頭痛がない、何も無いときでも頭痛をイメージしなくてはならないので人によってマイナスになってしまう人もいるでしょう。
当院はどの様に施術するのか?
当院では片頭痛の原因である三叉神経の圧迫と緊張頭痛の原因である頭部と首の緊張、肩こりを調整していきます。
片頭痛の原因である神経の圧迫は頭蓋骨がズレた事によって生じているので頭蓋骨を正しい位置に整えます。
この頭蓋骨の調整をしないと神経の圧迫は根本的に解決されませんので、片頭痛のような神経圧迫からきているものはこれ以外のやり方で良くなっても一時的なものであると考えられています。
緊張性頭痛の場合も片頭痛と同様に頭蓋骨と頚椎のずれを整えた後、頭部と頚部の緊張を触れる程度の柔らかいタッチで施術します。
群発性頭痛の場合も同様です。
他の整体やカイロプラクティックだと頚椎の調整も激しくするところが多く怖い思いをしたり体調を崩した方が多くいます。
しかし当院の施術は頚椎の調整は手で揺らすといった柔らかいタッチで行いますのでとても安心です。
片頭痛や緊張型頭痛や群発頭痛に悩まされている方、お待ちしています。
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